『東アジア民族の興亡』

大林太良・生田滋 『東アジア民族の興亡 漢民族と異民族の四千年』

著者はお二人とも中国史の専門家ではないので、政治史面での記述は僕のような者から見ても若干おかしい箇所があったが、歴代中華王朝の興亡に気候の変動が大きく関係しているという部分については、左国史漢のような史書をそのまま読んでいるだけではなかなか気づかない新鮮な見方だったので面白かった。
人智の及ばない部分だけに、明の崇禎帝のような為政者は気の毒ではある。