『ミクロメガス』

ヴォルテール 『ミクロメガス』

アルゼンチンの文豪ボルヘスが編纂した「バベルの図書館」シリーズの1冊。全6編収録の短編集。
『白と黒』以外の5編は別の短篇集で既読だったが、訳者が違うと言葉の表現や登場人物の口調などが微妙に異なっていて、比較しながら読むのが面白かった。
これもまあ、読書の楽しみ方の一つか。
『白と黒』は主人公の二人が死んだところで終わっていても、悲劇童話みたいでよかったと思うが、あそこで終わらないところが物語作家と思想家との違いなのだろう。